紅い陽炎

B'zで一番好きな曲って、いま思うといろいろ浮かんでくるものの、その中でも一番思い入れが深いのはやっぱり「紅い陽炎」。

まだ12歳(1995年)、B'zにハマり始めたばっかりのころ。
右も左もわからず、とりあえずまちもとの「B'z BEAT ZONE」(ラジオ)を聴き始めて。
8月の終わりごろの放送だったか、ある木曜の夜、まちもとが
「懐かしいところで『紅い陽炎』聴いてください」
て言って、続いて流れたイントロの1拍半と全拍+1拍のギターでやられた。
夏だから部屋はクーラーが効いてたけど、それとは別に全身に鳥肌がブワって立って、キタコレネ申!って思ったもんだった。
それからは、何度も何度もそれを録音してたテープを聴いたっけ。
中学生でお金があんまないからちょっとずつ貯めて、やっと貯まったお金握り締めて、CD屋で「RUN」を手に取ったときは胸がドキドキしたもんでした、「やっと紅い陽炎がちゃんと聴ける!」って。

あれからいろいろありました、親は別居して離婚してあたしはライブ通い始めて東京に出て2年間さんざん遊びまわって大バカして地元に帰ってまた東京に舞い戻って同棲して結婚していまじゃ24になりました。(干支が一回りした!)
いつのまにかめっきり聴かなくなりましたが、それでもふとむしょうに聴きたくなってエンドレスリピートする日が1年に1回くらいあるのです。